【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。

 こちらもカーテンがレースと厚手の物が付けられている。


 中に入ってぐるりと見回すと、入り口から見て左側にクローゼットが備え付けてあった。
 扉部分には姿見が付いている。


 全体的にグリーンで纏められた落ち着く部屋だった。


 クローゼットを開けてみると、そこにはバスタオルなどタオル一式だったり替えのシーツだったり。
 生活に必要そうな物は私服以外の物が揃っていた。

 そんな中、制服が一着だけハンガーに掛かっている。


「これ、城山学園の制服かな?」

 良く見えるように手に取ってみる。


 セーラー服なんだけれど、よくあるタイプとは少し違う。

 大抵は紺に白のラインだけれど、これはラインの部分が赤だ。
 それとスカーフではなくネクタイ型。

 左胸には校章だろうか? 複雑な形の紋章が刺繍されている。

 スカート丈は膝上くらいかな?


「セーラー服かぁ。中学以来だなぁ」

 呟きながら、愛良の方はどんなだろうと思った。


 同じ中学の浪岡君が赤チェックのズボンだったから、ブレザーかなぁ?


 制服を戻して持って来た着替えなどを整理し始める。

 と言ってもそんなに多く持って来た訳じゃ無いからすぐに終わってしまった。


 他にする事も無いので、隣の愛良の部屋を見に行く事にする。