櫂人先輩はずっと無言だから不安にはなるけれど、強く私の手を握る彼の手は、温かかったから……。
だから、私も暗い小路を迷わず進んだ。
そうしてついた場所は、家や店というよりは倉庫のような建物だった。
一階はバイクなどが置かれていて本当に倉庫といった様子。
でも、二階に上がるとそこは完全に居住空間だった。
「ここ、櫂人先輩の家ですか?」
思わず聞くと、「いや」と普通に声が返ってくる。
怒っていたように見えたのは気のせいだったのかな?
「家は別にある。でもまあ、今はほとんどここで寝泊まりしてるから家といってもいいかもな。一応、《朱闇会》のアジトでもある」
「そうなんですか……」
相槌を打ちながら、うながされるまま私は靴を脱いで中に入った。
だから、私も暗い小路を迷わず進んだ。
そうしてついた場所は、家や店というよりは倉庫のような建物だった。
一階はバイクなどが置かれていて本当に倉庫といった様子。
でも、二階に上がるとそこは完全に居住空間だった。
「ここ、櫂人先輩の家ですか?」
思わず聞くと、「いや」と普通に声が返ってくる。
怒っていたように見えたのは気のせいだったのかな?
「家は別にある。でもまあ、今はほとんどここで寝泊まりしてるから家といってもいいかもな。一応、《朱闇会》のアジトでもある」
「そうなんですか……」
相槌を打ちながら、うながされるまま私は靴を脱いで中に入った。



