闇の総長はあたらよに運命の姫を求める

 吸血されたらどうなるかを黙っていたことはちょっと不満だったけれど……でも、櫂人の言う通りその気になってしまったから……。


 腕を伸ばして、櫂人の首に巻き付き抱き締める。

 近くなった耳に、直接声を届けた。


「ベッドのシーツは、明日櫂人が洗ってよね?」

「っ……ああ。それくらい喜んで」


 そのまま抱き上げられ、寝室に連れて行かれる。

 紺色のシーツの上に寝かせられ、待ちきれないというようにすぐにキスが落ちてきた。

 初めは血の味がしたキスは、すぐにいつもの甘い熱で私を溶かしていく。