闇の総長はあたらよに運命の姫を求める

「それなら大丈夫だよ」


 不安になって来た私とは逆に、安心してなんの問題もなさそうに食事を再開する真人さん。

 櫂人は喜ぶだろうし、一人で過ごさなくてもよくなったのは私も助かるけれど……。

 でもここまで安心しきった様子の真人さんを見ると、本当に良いのかなぁと思ってしまうのだった。

***

『は? いいのか?』


 何はともあれ許可は貰えたので、お風呂も終えた後自室に戻った私は櫂人に電話をして伝えた。


「うん。真人さん、明日から仕事で夜も空けるようになるんだって。私を一人にするのも心配だからって、すぐに許可をくれたよ」

『そうか……まあ、俺がそうしたいって言ったことだから嬉しいけどな』


 櫂人も本気で許可が貰えるとは思っていなかったんだろう。

 電話越しだけれど、少し戸惑っているのを感じた。