闇の総長はあたらよに運命の姫を求める

「ああ。君を一人にしてしまうと心配だったんだけれど……その櫂人くんが君と一緒にいてくれるというなら安心だと思ってね」


 そういうことなら、確かに私一人でいるより誰かと一緒にいた方が安心なのかもしれないけれど……。


「で、でも……別の心配とかはしてないんですか? 若い男女が二人きりって」

「ははっ。まあ、普通はするかもしれないね。でも櫂人くんは君に酷いことはしないだろう?」

「え? ま、まあ……酷いことはしませんけど……」


 でも代わりに甘いことはたっぷりされる気がする。

 ……あれ? 私櫂人と一緒に暮らして本当に大丈夫なのかな?

 昨日はそんな雰囲気にはならなかったけれど、櫂人の想いの深さを考えると毎晩でも求められそうな気がする。