もっと、命令したい


灯と怜さんのお話だと、灯がさっき言った通りだ。
だけど、魔王様のお家に行くなんて、びっくりしていたけれど、扉が少し開いていたらしく、
私と魔王様の声が聞こえたらしい。

そうしたらーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ほー。お前は、俺が溺愛してんのに、お前は、怜を考えるのかー……勇者だし、俺、嫉妬するわ」

「し、嫉妬……?……ほ、本当ですか……?」

「本当だよ。馬鹿子犬」

「怜さんがいないって……珍しいかなーって思って」


ーーーーーーーーーーーーが、聞こえたらしく。

その話を怜さんは逆手に取ったそうだ。

「て、帝谷さん、いつも、ここにいるんですね」

「ええ。そうです。ですから、是非とも!灯さんにはーーーーーーーーーーーー「嫌です。」


「私は、綺麗なお辞儀の仕方を見て、一目惚れしました。
……義數様の第二の執事にーーーーーーーーーーーー「それ、何回も聞きました。それはナンパですか?」

「違います。失礼致しました」

「礼儀がすごく整っている人ですね。私は、イケメンさんが好きなんです。
カッコよくて、ちゃんとしてる人が!帝谷さんは、例外です!」

「例外?……ほぉ?なんや、俺はイケメンってよく言われるのに、灯は、例外と?」

「……ほら、この関西弁!そういう人、嫌いです!」

「ほぉー。……お辞儀の話なんて、どうでも良いんや」

「へ?」

「俺は、灯に一目惚れしたんや」

「ど、どこで?……か、楓じゃなくて?」

「楓様は良い。義數様が溺愛してらっしゃるし良いんや。美女に見えなくもないんやけど。
……だけど、灯は、美女すぎて、俺は文化祭で、一瞬にして、惚れた」

「か、カッコよかったですもんね!文化祭のとき、
帝谷さんのお陰で私たちのクラスが勝てたと言っても過言ではないし!」

「嬉しいなぁ。……というか、可愛すぎや、灯」

「……っその顔が嫌いです!」

「俺は今の灯の顔が大好きだよ」

「急な関西弁なくなるって!……ず、るーーーーーーーーーーーー「ほぉ。俺のことより、怜の方が好き、と?」

「え?……楓が…好き?」

帝谷さんのことが?


「わ、私の方が好きですーーーー!!!」
と勇気を出して、強く扉を開けたらしい。



怜さん、な、なんか、勢いで言ったような。

私はチラッと横目で、怜さんを見ると、
和のお茶を出していて。

私と目が合うと、ニッコリと黒い笑顔。

うん。これはーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーゴリ押し!


ま、灯にも幸せになってほしいし!

「そういうことで!ではっ!解さーーーーーーーーーーーー「違うよね?楓?」

ギクっ!

うん。この音、肩をいきなり上げるのにぴったり。

「……な、何?灯?」

「……で、私の方は良いとして、王政義數の方は!!!?」

うわあああああ!!!


やっぱり聞かれてしもうた!


「……えーと、私は…」

「さぁ、話すぞ、楓?」

また来た!!!ニッコリ笑顔!!!