「……今回は寝らずに頑張ったな?」
「しゃ、喋りに夢中だったからですっ!」
速攻に、私は王政さんの質問を返す。
……って何、私、速攻に返してんの!?
私は、魔王様に、『馬鹿子犬』って言われたよ!!?
王政さんは、そんなことを知らないような顔で、車の鍵を持って、
私の隣にある助手席のドアを開けようとした、途端。
「やってやる」
耳の横から、吐息が来てしまって。
「ひゃっ!?」
と変な声が出てしまうけれど、そんなこと気にしてる暇がない。
私の首筋を魔王様が、触ってるんだから……!!
「何、付けてんだよ?俺の嫁って言ったんだがな?」
「わ、たしの首…ひゃっ!?……さ、わんないでください…」
すごく焦らす指の触り方。
だから、すごく、くすぐったくて。
「変えるな。話を。……あ゛?馬鹿子犬が何付けてんだ?っつてんんだろうが」
俺様……!
俺様、ナンパーセントでしょうか?
100%を絶対超えてますよね?



