そのとき、それを見ていた、女の子たちは………。
「カッコいい……ヤバすぎる……!!」
「AoBaと王政義數がいるってヤバいじゃん!!?」
「あっ、そうそう、AoBaと王政義數はこの学校の出身らしいよ!?」
「嘘!?」
なんて噂をしていたり、きゃあきゃあと黄色い声で見ていたり、色んな見方をしていた。
だけれど、私は……。
……びっくりしていた。
なぜか?
それはーーーーーーーーーーー
ほ、本当の……ま、魔王様……じゃ、ん。
……もう、魔王様が座る椅子に座ったら、ほ、本物の魔王様だよ……!
ーーーーーーーーーーー私は、少しだけ手が震えながら、心の中は、びっくりしていた。
最初の言い方が、そう。
本物の魔王様の言い方だったのだ……。
自分でも怖い。
だって、魔王様が、本物の魔王様に見えてしまったのだから。