私は今の状況をまだ、飲み込めていないため、首を右、左と激しく動かすだけ。
ほっんとうに……分からない！！
今の状況……！！
「でもさ……楓が分かってない状況だけど……成敗しちゃおっ！」
可愛い声で言うなっ！！
言葉使いは怖いんだよ！！
先輩っ！！
私は目は口ほどに物を言う顔で先輩を見ていた。
「……っ怖いなぁ〜？楓はぁ〜？まぁ！見ててね！」
見ててね！
……じゃないよ！！！先輩の怒りの顔、怖いんだから！！
「……化け猫、早く去れ」
「女の子に対する言葉はそんななの？！」
はい。そうです。
その通りです。
名前は知らないけれど、美女さん！その通りです！！
私はこくこくと頷きながら、美女さんの意見に同意をする。
なぜ美女、美女さんと言っているかと言うと、綺麗な立ち姿、綺麗なお顔立ちで先輩を見ていたからだ。
