何故かって?
それは、その兵雅の弟の顔が変わったのもあるし………


「……なんで〜付いて来るの〜?AoBaさんがぁ〜?」

……その元彼の弟の後ろから、美女がいたからもあった。


「……久しぶりだな化け猫」

ば、化け猫!?

「せ、先ぱ…しつ「……な、何で…気づくのよ!!」

私が言うのも気づかずに目の前にいる美女は、先輩に言う。

……ちょ、ちょっと待って。
理解、不能なんですけど……!?


「……お前、俺とかの芸能人の好みの女になるために、化粧を勉強してるのは偉いことだが……」

「な、何よ!」

焦りながら言っている美女。

「……楓をいじめるのは、よせ」

「……っ!?……何で、透は…「透と呼ぶな、と言ったはずだが?」

「……っ……和人!助けなさいよ!!」

「お前に協力はしてない…だって、兄ちゃんに言われて、楓さんを呼んだんだし」
「はぁっ」とため息を吐きながらそう言った兵雅の弟。

「……っ!!」

美女さんは、目を見開いて、今にも泣きそうな顔になる。

そして、先輩は。


「……形勢逆転?」

と、にやあと笑っていた。