「……もうっ……あなたの縁はすごいわね?イケメンの元彼と言い、その次に王政義數に会い、その次の次に、モデルのAoBaって………「「はぁっ〜〜〜〜」」

2人とも…すごいシンクロ。
……だけど、次が多い。

元彼は言わなくていい気がするけど……?
と私は2人に言うと。

「はああ?!あんた、兵雅のこと、普通の顔だと思ってたの!?」

「……えっ?はい。そうです。」

秋風楓さん、簡単の告白!!

さぁ、灯、祐美2人の反応は……!!!

「「……ええええええ!?」」

驚愕!!


「……び、びっくりすることはなかろうて……?」

私はモジモジしながら、灯と祐美を見る。
……モジモジというより、怖気ながらだ。

「……びっくりするわ!!!兵雅は、学校でイケメンって噂されていたのに……っ!!」

「そうそう!!あんたは……鈍感すぎ……!!」

「それに1票。」


どこかで見た光景だけれど、先輩にも、親友にも鈍感と言われるとは……。


がっくしっ!!

机に頭をぶつける。


「……っぅたい!!」

「はぁ〜っ……まぁそこが、楓の愛すべきところだよね〜」

「それに同意!」

祐美と灯は笑顔で私を見る。

お、怒ってなさそうで良かったけど……。

「……よしっ!!情報を聞き出せたところで、明日、クラス全員に告げよ〜う!!」

「それは勘弁して〜〜〜!!?」

「……冗談ですけど。」
ボソッと祐美の言った声は私の耳には聞こえていなかった。


そして、明日になったら分かる。

私と先輩と王政さんが表紙を飾っている雑誌を灯、祐美が見るのは、明日の放課後。

それともう1つ。
灯と祐美の2人の過去最高の怒りを見せるのは……同じように、明日の放課後。



……秋風楓さんは……私はっ!!

さぁっ!!一体!!どうなるのでしょうか!!