「まぁ良い。……じゃあな楓……1ヶ月後…「……!?何を話した?!」
「知らねえよ。お前が遮ったから、お前との共演を忘れないように言ったんだが?」
「……はぁっなんだよ。ドラマの日付か……まぁ良い。行くぞ、楓」
ため息を吐いて、私の腕をまた、掴んで、扉を開けーーーーーーーーーーー
バッタンッ!
ーーーーーーー私に付いて行かせていた。……のかも?
魔王様はというと、
「見てくれよ……楓」
そう私をまっすぐみながら、ボソッと呟いていた。
………?
や、やっぱり……わ、わかんない。
さっき王政さんが言った“1ヶ月”。
何かが、私の心の中に引っ掛かる。
私は……先輩が走ってる背中を無理矢理、追いかけていた。



