「ちょっと、瑠衣──」 「ナナ!あたしたちまた一緒のクラスだよ、やったね」 「……うん、そうだね」 あの日を境に、ナナちゃんと瑠衣ちゃんはまたふたりだけの世界に戻った。 ようやく“藤白あまり”という異物がいなくなったことにせいせいしているようだった。とくに瑠衣ちゃんは。 それ以来わたしなんて初めからいなかったかのように振る舞っていたけれど、進級して久しぶりにわたしの存在を思い出したんだろう。 瑠衣ちゃんとナナちゃんが歩いていったあと、その後ろをふたりのアンドロイドも通りすぎていく。