100万円の使い道は俺様魔王に握られました【1】




「……えええええ?!そんな運命ある?!」


私が、王政さんと会った、……婚約話の途中=事情聴取中(灯と祐美の間では)のとき、私に言葉という名の風が私には来た気がします。


「そうよ…!!そんなこと……」と言いながら、灯は祐美の目を合わせて………


「無いんだから!!」

と一緒に丸テーブルを叩く。



そんな息ぴったりに丸テーブルの板を叩きます………?!


「いやあったの。ここに。………だって、おじいちゃんがすごい人だし」


自慢をしているわけではない。……だって、私もこんなこと(婚約)があるなら、断りたかった。国民的俳優『王政義數』の名を私の手で(よご)したくしたくない。
あんなカッコイイ人は、花奈さんがお似合いだ。…そして、あいつは……あれだからね。


あ、王政義數ファンに「あいつ呼ばわりしてはダメよ!!」なんて怒りそう。

……魔王だから。


魔王を手懐けるのは、姫、妃………、花奈さん、だけだから。


ということを灯と祐美に話したら。