「……えええええ?!そんな運命ある?!」
私が、王政さんと会った、……婚約話の途中=事情聴取中(灯と祐美の間では)のとき、私に言葉という名の風が私には来た気がします。
「そうよ…!!そんなこと……」と言いながら、灯は祐美の目を合わせて………
「無いんだから!!」
と一緒に丸テーブルを叩く。
そんな息ぴったりに丸テーブルの板を叩きます………?!
「いやあったの。ここに。………だって、おじいちゃんがすごい人だし」
自慢をしているわけではない。……だって、私もこんなこと(婚約)があるなら、断りたかった。国民的俳優『王政義數』の名を私の手で汚したくしたくない。
あんなカッコイイ人は、花奈さんがお似合いだ。…そして、あいつは……あれだからね。
あ、王政義數ファンに「あいつ呼ばわりしてはダメよ!!」なんて怒りそう。
……魔王だから。
魔王を手懐けるのは、姫、妃………、花奈さん、だけだから。
ということを灯と祐美に話したら。



