階段を上る途中、祐美は言った。

「ねえねえ。早く聞きたい!!」
と言いながら、興奮よりのウキウキを見せていた。



「私も待ってたんだから!!」
そして、灯も祐美と一緒に同情する。

……はぁ。もう1人いたわ。興奮気味のウキウキオーラの人が。

「はいはい。話しますよ。」
なんて私は呆れながら、祐美に言う。


灯の部屋に入り、灯の部屋にある丸テーブルを私たちで囲む。


「さて。始めましょうか。楓の事情聴取」
真剣な眼差しで、私と祐美を見る灯。

「はい。始めましゅう。」
それと同じように、真剣に言おうとしたら、……祐美は噛んでいた。


「噛んでるよ?祐美。」なんてそれは言うのをやめて、笑いを堪えながら。




私の事情聴取が始まった。