「お前は、正志ジジイが言ったから、俺は許してやっただけだよ!この馬鹿子犬が!!」
「はぁ?馬鹿子犬って何ですかね〜?!
……執事さんどう思います?!初対面の人に、失礼な言葉を言うなんて!!」
私はそう言い切った後に執事さんを見たら。
最初はクスッと笑い出し、
「……初対面ではありませんよ?」
と驚愕的&衝撃的のことを言う執事さん。
「このお金大男が?!」
すごく体格が良く、綺麗な顔=イケメン面で、何もかも出来そうな、金の大男が?!
私は饒舌に早口で言う。
「そうでございますとも。義數様は、楓様が大…「これ以上言うな。怜。……俺は、お前をクビに出来るからな゛?」
「失礼いたしました。ご無礼をお許しくださいませ。」
お辞儀をして、少しだけ、クスッと笑う執事さん。
「どういうこと……?初対面って」
また、私は、首を傾げる。
「お前は知らなくていいんだよ。馬鹿子犬」
「あぁ〜〜っ!!またっ!!馬鹿子犬って!!」
私は、大声を出しながら、お金大男に指を差す。
「あ゛?馬鹿子犬と言って、何が悪い?」
「そ、そう言われるとぉー………」
言えない。
喉から、声が、出ません。
自分で、自分の口をチャックしてみたいに。
私はそう思いながら、頭を下に向ける。
そして、視界がさっき寝ていた、カーペットになる。
「……はっ。可愛いぃー……」
「はっ?!」
そして、すぐ、私は上を向く。
上を向いたら、向いたで。
お金大男が一瞬にして近づいて。
私の顎を片手で持って。
お金大男があごクイしている形になる。
あごクイされているから、お金大男の真正面の顔が見えているから、
私はお金大男がイケメンすぎて、顔が真っ赤になってしまう。
………かっこ良い…な。
「何だよ。顔、赤くして」
「…………っ!それは……」
私はまた、下を向く。
「俺を見ろ。馬鹿子犬め」
そう言いながら、お金大男は、私の顎を無理やり、上に引っ張って。
「100万円のことは保留。…お前は今日から、ここに住め」
「はぁっ!?」
100万円のことは保留。
私の居場所(家)は無いから。
「うん。」としか言い様が無い。
何やら、もう一波乱ありそうな……私の人生。
これから……どうなるんですかね?



