〜昼休憩時。〜
午後の部も頑張ろうっ!!!と私が意気込んでいた前。
《昼休憩終わります。みなさん、教室の方へ行ってください》
と、アナウンスが流れ、私と灯は屋上を出て行く前。
すぐ昼休憩が入ったときに焼きそばと焼きとうもろこしを食べた後。
灯に花奈さんと会った経緯を話をして。
灯と楽しく、笑って。ニヤニヤしながら、灯に魔王様のことも聞かれるなど、話し終わったときのことだ。
灯からの願望届を私に届けられたのは。
「ねえ……楓?」
「ん?何?」
焼きそばなどのゴミをまとめていたとき、灯に尋ねられたので、灯の顔を見る。
だけど、灯の顔を見ると。
また、ニヤニヤした顔だった。
「ねえ……お願いがあるの…!」
可愛い声を出す、灯さん。
なんか、こういうとき、灯さんはニヤニヤのオーラが出るし、可愛い声がよく出せるよね………?
そして、嫌な予感…!!
と思っていたときには、私の顔の筋肉は引き攣っていた。
「……あのね!あの……国民的俳優の隣にいる、イケメン執事をさ……!」
もしかしての……!?
私は頭の中で一瞬にして思い浮かんだ。
「私たちのクラスに……イケメン執事を入れない?」
とか。
灯が言ったのは。
「私たちのクラスに……あのイケメン執事さんを入れない!!?」
私の頭の中の仮説・予想は合っていたのだった。
あぁ〜〜……そうだと思った。
私は「はぁ〜〜」と深い息を吐き、また灯の顔を見ると。
まだ、ニヤニヤしている顔だった。
「え〜〜〜?だめって言うと思うよ?」
私は灯に向けて言うと。
「いいいいや!!絶対、それは偏見だから!!」
と言いながら、私の顔を見る灯の顔は非常に圧が強かった。
うぅっ………。
無理ぃー……
圧に弱い私が、圧が強い灯に対抗できるわけないよー……!!
圧に弱い私は………
もう。負けです。
負け。
『アキカゼカエデハ“マケ”のセンタクヲオシタ!!』
また、私の頭の中がゲームの画面になり、私は灯との圧対決は敗北の方へと向かって行っていた。
そして。
「…まぁ。打診してみるよ」
私は呆れながら、灯の顔の圧を見ながら、言ってみると。
「嘘ーーー!!ありがとう!!」
さっきの圧の顔はどこ行った!!?って言うぐらいの喜びと圧の差。
そして、私は灯を見ると、私の両手を灯の自分の両手を握り、今にもジャンプしそうな勢いで、体や、顔を動かしていた。
「……まぁそういうことです。」
私は、魔王様と怜さんにさっき言ったところを説明したら。
「そういうことじゃねえよ!!!」
と2人から、大声で怒鳴りを受けまして。
まぁそうですよね。分かってたけど………。
私は、灯の圧には弱いからぁ〜〜〜!!



