そして、19時、午後7時になり。
冷凍庫にある、怜さんが作ってくれた夜ご飯をレンジでチン!して食べる。
……美味しっ。
レンジでチンしても、怜さんの料理の味。
……はぁ〜〜。落ち着く。
レンジでチンして温めたおかげか、美味し過ぎるので、パクパクと早食いしてしまい、30分で夜ご飯を完食していた。
はぁ〜〜〜っ。美味しかった!
お腹いっぱい!
お腹を手で摩り、お風呂に入る時間を自分で決める。
時間は……8時ぐらいにしよっかな?
いや、今日、面白いバラエティ番組あるから……8時30分にしよ。
と思ったところ。
私、秋風楓。
やらかしました。
私が好きなバラエティ番組、おもしろ過ぎて。30分も遅く入ることになってしまったぁー!!
まぁいっかと思い、午後9時にお風呂入りまして。
そのあとは、なんかTV見て、寝よーと思いながら、TV見てました。
だけど、私がぼーっとTVを見ていたとき。
起こったのだ。
最悪なことが。
ピーンポーン。
私(魔王様)の家のチャイムが鳴る。
私はタオルを首にかけながら、チャイムが鳴ったので扉を開ける。
「はーい?どちら様でしょうか?」
と言いながら、扉を開けると。
もう。分かっているでしょう。
あの、魔王様をバチンと打った、あの綺麗な華奢な女の人だった。
ニコッと笑い、私を見る笑顔は。
なぜか、心の中でモヤついた。



