咲き誇れ、麗しい華。





「ではみなさん、手を合わせてください」

「「「はい、合わせました」」」

「この世の全ての食べ物に感謝を込めて……ごちそうさまでした」



怜央先輩の後に続いて「ごちそうさまでした」と呟き、空になった弁当箱を片づける。


尋ねるタイミングをうかがっていたものの、すぐ話題が移ってしまって、結局何1つ聞けなかった。


本当にただ、真っ先に思い浮かんだからなのかな。


でも、知り合ってまだ2週間ちょっとだし、後輩だし。

凛華先輩は10年来の仲で、年齢もクラスも同じなのに……。


荷物をまとめて靴を履いていると、「あっ」と怜央先輩が思い出したように口を開いた。



「やべっ、応援団の話し合いがあるんだった。ごめん、これ下駄箱に入れといて」

「え」

「じゃあ私も。トイレ行ってくるから椅子の上に置いといて」

「えええ!? おいっ、ちょっと!」