咲き誇れ、麗しい華。

口をへの字にしていたら、凛華先輩がクスクスと笑い出した。



「わかるなぁ、お兄さんの気持ち。兄弟の友達ってなんか気になるんだよね」

「凛華先輩も兄弟いるんですか?」

「うん。弟と妹がいてね。怜央にも弟がいて、うちの弟と同い年なの」

「そうそう。ユウキは妹がいて……ここ3人、兄ちゃん姉ちゃんなんだよな。まぁ、俺は真ん中だから弟でもあるんだけど」



それぞれの家族構成についてサラリと説明した怜央先輩。


全員兄弟持ちだったとは……。それなら下の名前で呼ぶのに抵抗なさそうだよね。


……ん? 待てよ? だったら……。


静かに咀嚼するユウキ先輩に目を向けると、怜央先輩の口から「いいなぁー」と羨ましがる声が漏れた。



「俺もインタビュー受けてみたかったなぁ。猫かぶりが得意な高校生の姉がいます! って言ってみたかった〜」

「あんたね……。せっかく午後から来てくれるってのに、悪意ありすぎ。バレたらしばかれるよ?」

「ウソウソ冗談。来年選ばれたら、美人で優しくて頼もしい姉貴様って答えてあげますか」

「なんで上から目線なの。あとそこは普通にお姉ちゃんでいいでしょうよ。ねぇユウキ」