咲き誇れ、麗しい華。

私の隣に凛華先輩が座ったため、自動的に怜央先輩の隣にユウキ先輩が座ることに。



「麗華ちゃん、お疲れ」

「お疲れ様ですっ。……水浴びしたんですか?」

「うん。汗だくだったから、そこの水道で涼んできた」



照れくさそうに濡れた前髪を触りながら、昇降口を指差したユウキ先輩。


首には赤いタオルと青いハチマキ。

紺色も似合ってたけど、赤も似合うなぁ。

これぞまさに、水も滴るいい男。なんてね。



「──ではみなさん、手を合わせてください!」

「「「はい、合わせました」」」

「この世の全ての食べ物に感謝を込めて……いただきます!」



元気よく号令をかけた怜央先輩に続いて、「いただきます」と呟いた。

弁当箱を開けて、卵焼きを口の中に運ぶ。


ん〜っ、このふわふわ感、何回食べても最高。

これだけで午前中の疲れが全部吹っ飛んじゃうくらいだよ〜。



「あ、そうそう。さっき麗華ちゃんのお兄さんに会ったよ」