「これより、第34回〇〇中学校体育祭を始めます」
特訓から一夜明けた日曜日。いよいよ体育祭の日がやってきた。
私たちの学校では、午前中に全体競技と学年ごとの競技、午後は応援合戦と男女別の競技が行われる。
誰もが狙う優勝は2種類。
全てのプログラムの得点で決まる総合優勝と、演舞の成績で決まる応援団優勝がある。
怜央先輩によると、ここ数年間、黄色組はどちらも2位止まりの結果を残しており、今年こそは優勝するぞと闘志を燃やしているのだそう。
出る競技は少ないけど、悔いなく終われるように全力で挑もう。
開会式が終了し、応援席に戻ってきた。椅子に座ってプログラム表を見る。
えーと、最初は3年生女子の棒取り合戦で、次が1年生男子のタイヤ引きで……。
「今年こそは絶対に勝つぞーっ!!」
「オーー!!」
やる気に満ちあふれた声が聞こえて横に目をやると、応援団が円陣を組んでいた。
黄色の学ランを着ている団長さん、その隣に副団長さん。あ、怜央先輩発見。大隈くんの隣なんだ。
特訓から一夜明けた日曜日。いよいよ体育祭の日がやってきた。
私たちの学校では、午前中に全体競技と学年ごとの競技、午後は応援合戦と男女別の競技が行われる。
誰もが狙う優勝は2種類。
全てのプログラムの得点で決まる総合優勝と、演舞の成績で決まる応援団優勝がある。
怜央先輩によると、ここ数年間、黄色組はどちらも2位止まりの結果を残しており、今年こそは優勝するぞと闘志を燃やしているのだそう。
出る競技は少ないけど、悔いなく終われるように全力で挑もう。
開会式が終了し、応援席に戻ってきた。椅子に座ってプログラム表を見る。
えーと、最初は3年生女子の棒取り合戦で、次が1年生男子のタイヤ引きで……。
「今年こそは絶対に勝つぞーっ!!」
「オーー!!」
やる気に満ちあふれた声が聞こえて横に目をやると、応援団が円陣を組んでいた。
黄色の学ランを着ている団長さん、その隣に副団長さん。あ、怜央先輩発見。大隈くんの隣なんだ。



