咲き誇れ、麗しい華。

各自パワーチャージしたところで練習再開。

水筒をバッグにしまい、黄色のポンポンを持って広場へ。



「それじゃいきまーす。3、2、1……」



本番と同じように音楽をかけてもらって、入場の部分からスタート。

太鼓の音に合わせ、走って踊ってを繰り返す。



「危ないっっ!!」



終盤に差しかかろうとしたその時、後ろから張り上げる声が聞こえた。

振り向くと、サッカーボールが猛スピードでこっちに飛んできている。



「っ……!」



避けきれないと判断し、目を瞑ってポンポンで顔をガード。その直後、ドン! と大きな音が響いた。


けれど……あれ? なんで痛くないの?



「ユウキ……! 大丈夫か!?」

「うん……なんとか」



混乱中の頭で状況を整理する。


えっと、さっき私、飛んできたボールをポンポンでガードしたよね。

でも全然痛みはなくて。というか、体全体が優しい温もりに包まれてて……。



「麗華ちゃん、大丈夫?」

「は、はいっ!」