咲き誇れ、麗しい華。





翌日の放課後。昇降口にて、待ち合わせ場所と時間の確認を行った。

帰宅して昼食を取り、体操服から私服の運動着に着替えて公園へ。


自転車を置きに駐輪場に向かうと、見覚えのある後ろ姿を見つけた。



「凛華先輩?」

「あっ、麗華ちゃん!」



笑顔で手招きする彼女のもとに駆け寄る。



「こんにちはっ。早いですね」

「あはは。まぁ近所だしね」



自転車を停めて、2人で広場に向かう。

はじめは3人の予定だったんだけど、同じ組の人がいると確認もしやすいだろうと、急きょ凛華先輩も参加することになったのだ。



「おーい!」



ベンチに荷物を置いていると、怜央先輩とユウキ先輩がやってきた。

全員揃ったところで、軽く準備体操を行い……。



「それじゃ始めますか」

「はいっ。よろしくお願いします」