咲き誇れ、麗しい華。

ぶっきらぼうな返事をしたユウキさん。

そんな彼を見て微笑んだ先生は、「ごゆっくり」と手を振って出ていった。



「大声出しちゃってごめんね」

「いえいえ。守田先生って、あんなかんじなんですね」

「そうなんだよ。よく冗談言ってきてさ。まぁ、俺も同じように言い返してるから、どっちもどっちだけど」



冗談を言い合えるくらい仲良しなのかぁ。他の人が知ったら羨ましがられそう。



「ここに登校してるのって、ユウキさんだけなんですか?」

「うん。昔は何人かいたみたいなんだけど、俺が来るようになった時は誰もいなかったよ」



新参者にわかりやすく、丁寧に教えてくれた。


そっか、だから椅子が四脚もあるのか。

かつてはたくさんの仲間で賑わっていたけれど、今は誰とも会うことなく1人……か。



「寂しくは、ないですか?」



どれくらいの期間ここに登校しているのかは不明だけれど、1日中狭い空間に独りぼっち。先生以外の人との交流もほとんどない。

多少慣れているとしても、やっぱり寂しいと思う。