咲き誇れ、麗しい華。

眉をハの字に下げて見つめてきた。


耳まで真っ赤になってる……。慌てん坊に加えて照れ屋さんみたい。

後輩の私に気を遣ってくれてたのも嬉しいけど、こっちのほうが人間味があっていいなぁ。



──コンコンコン。



「ユウキくん? そんなに騒いでどうかしたの?」

「あっ。いえ、なんでもないです」



声が外に漏れていたのか、保健室の先生である守田(もりた)先生が入ってきた。



「あらそう? その割には顔真っ赤だけど……もしかして、女の子と2人きりだから緊張しちゃった?」

「違いますよ! 久々に人を入れたので緊張してるだけです!」



焦げ茶色のウェーブヘアを揺らして、イタズラっぽく笑った守田先生。

清楚系の美人さんで、生徒から人気を集めている。歳は、私と一回り離れてるって聞いたかな。



「ごめん、冗談よ。彼女、ここは初めてだから、色々と教えてあげてね」

「……はい」