咲き誇れ、麗しい華。

「ここ、元は倉庫なんだけど、保健室登校の人のために過ごせるスペースを作ったんだって。そのへん、好きに座って」

「ありがとうございますっ」



キョロキョロしながら年季を帯びたキャスター付きの椅子に座った。


中央の白いテーブルに向かって、椅子が四脚。

教室と同じように窓はあるものの、淡い緑色のカーテンで閉め切られていて、反対側には棚がたくさん置いてあった。


ファイルや書類、細々した物が入ってそうな色とりどりのかご。

生徒にはわからない物がビッシリと詰め込まれている。


なんか、学校の裏側を見ちゃったようなかんじ……。



「あ、ごめん。自己紹介してなかったね。僕、ユウキって言います。名札がなくてわかりづらいけど、一応2年です」

「こ、こちらこそっ。1年の風咲 麗華です。先日は助けていただき、ありがとうございましたっ」



たどたどしく名乗り、ペコッと頭を下げた。



「麗華ちゃんか。よろしくね」

「えっ……!」