咲き誇れ、麗しい華。

ゆっくり顔を上げて目を合わせる。

奥って、それってつまり……。



「ここと比べたら、ちょっと暗くて狭いけど、先生以外は簡単に入れないようになってる。僕以外に人はいないから安心していいよ」



初めて見た時からずっと気になっていた、あの扉の向こう側。

限られた人しかダメだと言われていたその中に、入ってもいいよと。


いいの、かな。同級生ならまだしも、なんの関わりもない2度目ましての後輩が入るなんて。


でも……ここまで言ってくれてるのなら、変に気を遣って断るより、お言葉に甘えたほうがいいのかもしれない。


もしクラスの誰かが乱入してきたら、それこそ悪化しそうだし……。



「……お願い、します」







「さ、どうぞ」

「お邪魔します……」



保健室の先生にも事情を説明し、許可を得たところで早速中へ。

うわぁ……物がいっぱい置いてある。