咲き誇れ、麗しい華。

「そうだったのか。わりぃな、責めてる言い方して。頑張ってるあいつの気持ち考えたら、居ても立っても居られなくて」

「ううん」



事情を知り、数分前に抱いていた怒りの感情が心配へと変わる。


まさか怪我していただなんて。

連絡も、本当に具合が悪くてできなかったのかも……。



「俺が言うのもあれだけど、早いとこ仲直りしてくんね? 場の空気もあるし。普段笑って流してるお前が手ぇ出すくらいだから、多少仲原も非はあったんだろうけどさ」

「わかってるよ。だから今日謝ろうと思って……」



──ガラガラッ。

すると、私の声を遮るように教室のドアが開いた。



「真子……」



登校してきた無表情の親友。

ハッキリした顔立ちも相まってか、近寄るなと言わんばかりのオーラを感じる。


大隈くんと目を合わせると、行ってこいという眼差しで背中を押された。



「真子……おはよう」