咲き誇れ、麗しい華。

目を丸くして素っ頓狂な声を上げた。


険しい顔で尋ねてきたのは、真子と一緒に応援団をしている大隈(おおくま)くん。

1学期の牛乳じゃんけん大会で何度も戦った、元ライバルでもある。



「へ? って……とぼけてんの?」

「とぼけてないよ。どうしたの? 急に」

「こないだ仲原から、チビ咲にいきなり突き飛ばされたって聞いたんだけど」



ドクンと心臓が音を立てた。

詳しく聞くと、先週の金曜日、応援団の会議中に辛そうにお尻を押さえていたようで。



「打ち所が悪かったみたいで、アザができてたってよ」

「えっ……」



痛みが酷かったため、病院で診てもらった結果、骨に異常はないとのこと。

折れてなくて一安心したけれど……。



「知らなかったの?」

「うん……。痛そうにしてたのは知ってたけど、アザの話は……」



首を横に振る。


そもそも喧嘩してから一言も口を利いていなかったので、全く知らなかった。

連絡しても返事がなく、ずっと気がかりだったと説明した。