咲き誇れ、麗しい華。





涙のお別れから2年後。

先月届いたばかりの真新しい制服に身を包んだ私は、改札口を抜けて駅前の広場へと足を運んだ。



「侑希先輩っ!」



真っ先に目に飛び込んできた、私と同じベージュカラーの制服と、ワインレッドのマカロン。

手を振って声をかけ、小走りで彼の元に駆け寄る。



「おはようございます!」

「おはよう。制服似合うね。可愛いよ」

「ありがとうございます! 先輩も、すっごく似合ってますよ。かっこよすぎて一瞬モデルさんかと思いました〜」

「ふはっ、大げさだよ」



褒め返したら、クシャッと照れくさそうな笑顔で返された。


転校した後も、ワンシーズンに1回は画面越しで会話はしていたけれど。

実際に顔を合わせてみると、大人っぽくなったなぁって感じる。


昔は爽やかさと柔らかい印象が強かったけど、今は凛々しさがプラスされて……。



「あの……なんですか」

「相変わらず可愛らしいサイズだなぁって」