咲き誇れ、麗しい華。

後部座席の窓から顔を出した2人に最後の挨拶をする。

しばらくすると車が動き出して、トラックと一緒に行ってしまった。



「行っちゃったな」

「あっという間だったね」

「そう、です、ね」

「麗華ちゃん……?」

「っ、ごめんなさ……っ」



今日は最後まで、笑顔でお見送り。

そう心に決めていたけれど……車が視界から消えた途端、張りつめていた糸がプツンと切れてしまって。



「よく頑張ったね」

「お疲れ様。もう我慢しなくて大丈夫だよ」

「ふっ……ううっ……」



膝から崩れ落ちるやいなや、ダムが崩壊したかのごとく、大粒の涙があふれ出す。

両隣から背中を擦られながら、しゃくり上げて泣いたのだった。