咲き誇れ、麗しい華。

マカロン並みに目をまん丸に見開き、口をパクパクさせる。



「どうして、ですか……?」

「言ったでしょ、お世話になったお礼だって。それに……俺にとって麗華ちゃんは、特別な存在だから」



曇りのない瞳で真っ直ぐに言い放たれて、心臓が早鐘を打ち始める。


マカロンの意味は、『あなたは特別』。カップケーキと同様の意味を持つ。


これは、偶然……?


いや、お礼ならマカロン以外の物でも……お菓子をモチーフにした物でなくても良かったはず。

それに、先週に渡すつもりだったのなら、お菓子と──マカロンと一緒に準備していたことになる。



「特別、ですか……?」

「うん。特別で、かけがえのない大切な存在だよ」



また、トクンと胸が高鳴った。


慈しむような、優しい目。


先輩、そういう表情は、妹じゃなくて、好きな人に見せるものですよ。

本当にいいんですか? 私、単純だから、言葉の通りに受け取っちゃいますよ……?