咲き誇れ、麗しい華。

ポケットからストラップを取り出して、目の前にぶら下げた侑希先輩。


先輩はワインレッド。私は黄色。

中に挟んであるクリームは同じで、薄ピンク色。



「いいんですか? お菓子ももらったのに……」

「いいの。麗華ちゃんには今までたくさんお世話になったし、感謝の気持ちってことで」

「ありがとうございます……」



嬉しさを噛みしめつつ、ショルダーバッグの中にしまった。


ストールに続き、2個目のプレゼント。けど今回は私のために選んでくれた。

学校が始まるまでは部屋に飾って、始業式の日からバッグにつけて行こうっと。



「怜央先輩と凛華先輩ともお揃いですか?」

「あー、いや。それは、麗華ちゃんにだけ」

「えええ!?」



今の話聞いてたら、てっきり幼なじみ2人にも渡してるかと思ったのに……!



「私、1番付き合い歴短いですよね!?」

「まぁ、そうだね」

「なんでですか!? あ、それかもう別のやつを渡してるとか……?」

「ううん。プレゼントも、麗華ちゃんにだけだよ」