咲き誇れ、麗しい華。

邪魔されて嫌だったのか、不機嫌丸出しの声色。

不器用なところも、案外似てたりして。


美形兄妹を微笑ましく眺めていたら、真子にギュッと抱きしめられた。



「……ありがとね。先輩のこと、教えてくれて」

「ううん。……大丈夫だった?」

「うん。ちゃんとけじめつけたし、もう吹っ切れたから」



晴れやかな顔で言い切ると、「じゃ、あとは2人でごゆっくり」とニヤリと笑って怜央先輩の元へ。



「せっかく話してたのに、邪魔してごめんね」

「いえいえ。渡し忘れた物って、私にですか?」

「うん。本当は先週渡すつもりだったんだけど、バタバタしちゃって……」



差し出されたのは、星柄のラッピング袋。

見覚えのある柄だが、大きさはちょうどスマホが入るくらいのコンパクトサイズ。


リボンをほどいて開けてみると……マカロンのストラップが入っていた。



「ちなみに、俺のとお揃いね」