咲き誇れ、麗しい華。

スマホを真子に渡した怜央先輩。

侑希先輩を囲む形で横一列に並ぶと、シャッターが数回切られた。



「ありがとー! じゃあ次はツーショで」

「近いなぁ。もうちょっと離れてくれない?」

「おいおい、最後なのにそんな寂しいこと言うなよ〜」

「鼻息が当たってるんだよ」



相変わらず仲良しだなぁとクスクス笑いながら、攻防戦を繰り広げる先輩2人を眺める。


毎日会っていた頃は気にも留めてなかったけど、怜央先輩、背伸びたよね。

初めて会った時は1番低かったのに、今は凛華先輩と頭の位置がほぼ同じだもん。


侑希先輩も、声変わりの真っ最中って言ってたし。

会わない間に、どんどん大人っぽくなっていくのかな。



「麗華」



肩を叩かれて振り向くと、真子が立っていた。



「……久しぶり」

「うん。ひさ、しぶり」