咲き誇れ、麗しい華。

ずーんとうなだれるように頭を下げる。

既に乱暴なイメージを与えてしまってるとはいえ、親に反抗する場面は1番知られたくなかった……。



【大丈夫だよ。ところで、具合はどう? 熱は下がった?】

「はい。無事、平熱まで下がりました。頭痛もだいぶ良くなりました。この調子なら、今週中に復帰できそうです」

【そう。元気になってきてるのなら安心したよ】



本当は弁解したいところだが、時間も迫ってきているので早速本題に移る。



「休日は、やっぱ難しいですかね?」

【そうだね。家族全員で大掃除する予定だから。祝日なら空いてるけど、どう?】

「はいっ。空いてます。お忙しい中すみません」

【いえいえ。気にしないで。時間と場所は日付近くなったら連絡するから】

「わかりました。ちなみに、なんのお菓子ですか?」

【秘密。またよだれ垂らしちゃうでしょ?】

「た、垂らしませんよっ!」



クスクスと笑う声が耳に届く。


不思議だな。顔から火が出そうなくらい恥ずかしいのに。全然嫌な気がしない。

……子ども扱いされてるのは、ちょっぴり複雑だけど。