──ピーンポーン。
「麗華ー、真子ちゃんよー」
「はーい」
ベッドの上で読みふけっていると、インターホンが鳴った。
しおりを挟んで中断し、階段を駆け下りて玄関へ。
「真子ー!」
ドアを開けると、そこには首に黄色いタオルをかけて立っている親友の姿が。
人肌恋しかった私は外にも関わらずガバッと抱きついた。
「寂しかったよぉぉ」
「はいはい。元気そうで良かった」
まるで小さい子どもをあやすように頭をポンポン。
心の中では子犬みたいって、またいじってるんだろうな。
「はいこれ。宿題と、図書室からの」
「ありがとう。練習は進んだ?」
「うん。今日新しい振りつけやったから。8割くらい終わったかな。来週教えるからお楽しみに」
ニヤリと口角を上げて笑った真子。
うぅっ、ドS感たっぷりの笑顔。これは来週覚悟しとかないとな……。
夕食ができるまで、親友としばしの再会を楽しんだのだった。



