咲き誇れ、麗しい華。

ダイブする勢いで怜央先輩に抱きついたツインテールの小柄な女の子。しばらくして、切れ長の目をした黒髪の男の子が現れた。


怜央先輩の言ってた通り、まさに天使降臨。可愛さが爆発してる。

弟さんも、声は少し高めだけど、凛華先輩とそっくりで大人っぽい印象だ。


微笑ましく眺めていたら、視線に気づいたのか、咲楽ちゃんがこちらを向いた。



「はじめまして! 芳原 咲楽です! 小学2年生です!」

「朋葵です。小6です。よろしくお願いします」

「こちらこそ。中1の風咲 麗華です。よろしくお願いします」



自己紹介を済ませ、リビングに移動。

持参したお菓子をテーブルに並べ終えると……。



「皆様、本日は寒い中ご来場いただき、誠にありがとうございます。今日は私たち子供だけですが、思いっきり楽しみましょう! 乾杯!」



凛華先輩の後に続いて「乾杯!」と口にし、グラスをぶつけ合った。


テーブルの上には、チョコレートを中心とした茶色いお菓子がずらり。

もちろん、凛華先輩お手製のガトーショコラも。