咲き誇れ、麗しい華。

隣から呆れた様子で注意する怜央先輩の声が聞こえる。


はい。もう本当に。おっしゃる通りです。

毎回感想を伝えてくれるのはありがたいけど……タイミングが、不意打ちが多いといいますか。たまにさりげなくボディタッチもしてくるし。


どれだけおめかししても、侑希先輩の目には妹としか映ってないのかな……。


住宅街を歩くこと十数分。凛華先輩の家に到着した。

怜央先輩がインターホンを押すと、「はーい、今開ける」と返事が聞こえて……。



「いらっしゃい! さ、入って入って」

「「「おじゃまします」」」



出てきた凛華先輩に挨拶し、家の中へ。

靴を脱いでいると、奥からバタバタと走る足音が近づいてきた。



「怜央くん! いらっしゃい!」

「おおっ! 咲楽ちゃん!」

「侑希くん、こんにちは」

「こんにちは。久しぶりだね」