咲き誇れ、麗しい華。

脳内で完全再生できそうな長文が返ってきた。


ポストに入れるだけでいい、か。


別に、見返りを求めているわけじゃない。

私が帰宅部で、クラスメイトの中でも比較的家が近かったから引き受けた。


「ありがとう」なんて、はなから期待していない。あっちからしたらとんだありがた迷惑なんだもん。


けど……もう少し優しい言い方できないの? 一応、届けてもらってる身なんだからさ。

なんか私が無理やり押しかけてるみたいに聞こえるんですけど……!?



「あぁそうですか! はいはいわかりましたよ!」



ガツンと言いたい気持ちを抑えて「了解」とだけ返信し、スマホをベッドに放り投げて部屋を後にした。







「──もうめちゃめちゃ可愛くってさ。遊びに行くたびに『怜央くーん!』って抱きついてくんの」

「それは嬉しいですね〜。弟さんはどんな方なんですか?」

「弟のほうはクール。無口ってよりかは話し方が落ち着いてて……」