咲き誇れ、麗しい華。

カメラに向かって挨拶をし、ドアが開くのを待つ。


今月から授業に復帰したため、知ったのはここ最近なのだが、1月の下旬から遅刻や早退が増えていって。今週はまだ1度も登校していないのだそう。


カーテンで閉め切られた彼女の部屋を眺めていると、ドアが開いて真子のお母さんが出てきた。



「麗華ちゃん、こんにちは」

「こんにちは。これ、今日の宿題と保護者アンケートです」

「ありがとう。毎日毎日、寒い中ごめんね」

「いえいえ。……まだ、調子良くないんですか?」



真子の容態を尋ねる。

担任からは、怪我や流行り病ではないとは聞いているけれど……。



「ええ。食事は取ってるみたいだから、寝たきりではないとは思うんだけど……」

「そうですか……」



今日も食事とトイレ以外、部屋にこもりっきりだった様子。

ご飯が食べられてるなら一安心かな……。



「では、また。お忙しい中すみませんでした」

「いえいえそんな。ありがとう。気をつけてね」