冬休みの話題で盛り上がっていると、ふと、侑希先輩が足を止めた。
「また、いきなりで、申し訳ないけど……」
聞き覚えのある切り出し方。
だけど、視線は私ではなく地面に向いていて、言葉も途切れ途切れ。
まさか、また新たな問題が……?
不安を抱きつつも、「はい、なんでしょうか?」と尋ね返すと、悲しげな表情に変わって──。
「……ごめん。約束、守れなくなっちゃった」
❀
教室登校1日目を終えた夜。
湯船に浸かりながら、侑希先輩から打ち明けられた話を振り返る。
『実は、父親の仕事の関係で、県外に引っ越すことになったんだ』
『それって、いつ頃、なんですか……?』
『進級するタイミング。今のところ、3月まではこっちにいるよ』
ようやく前に進み始めたと思った矢先、父親の転勤が決まったそうで。
先生には伝えているものの、急な話だったため、今のところ、私と幼なじみ2人にしか知らせていないらしい。
「また、いきなりで、申し訳ないけど……」
聞き覚えのある切り出し方。
だけど、視線は私ではなく地面に向いていて、言葉も途切れ途切れ。
まさか、また新たな問題が……?
不安を抱きつつも、「はい、なんでしょうか?」と尋ね返すと、悲しげな表情に変わって──。
「……ごめん。約束、守れなくなっちゃった」
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教室登校1日目を終えた夜。
湯船に浸かりながら、侑希先輩から打ち明けられた話を振り返る。
『実は、父親の仕事の関係で、県外に引っ越すことになったんだ』
『それって、いつ頃、なんですか……?』
『進級するタイミング。今のところ、3月まではこっちにいるよ』
ようやく前に進み始めたと思った矢先、父親の転勤が決まったそうで。
先生には伝えているものの、急な話だったため、今のところ、私と幼なじみ2人にしか知らせていないらしい。



