咲き誇れ、麗しい華。

厚着しててパット見は変わりなさそうだが、3キロ増えたらしい。結局はご飯と同じ炭水化物だもんね。

和尾先生と別れて、彼と2人で昇降口へ向かう。



「侑希先輩はこのこと知ってるの?」

「うん。昨日電話で伝えた。めちゃくちゃビックリされたけど」

「だろうな。朝から教室に行くの、3ヶ月ぶりくらいになるもんな」



指折り数える大隈くんの隣で靴を履き替える。



【明日、教室に登校しようと思います】



事前に『話したいことがあります』とメッセージを入れて、昨日の夜に自分の声で伝えた。


反応は、予想通り。声が裏返るくらい驚いてて。パーティー帰りの私のように、『本当に大丈夫?』と何度も確認された。

先輩が行くなら自分も……と考えたのだろう。


影響されたのもゼロではないのだけど、当初と比べて、だいぶ症状も落ち着いてきていて。

給食当番や掃除の時間も、クラスメイトに自分から話しかけるくらいにまで余裕が生まれた。