咲き誇れ、麗しい華。

数分後、別れ道の交差点に着いた。



「それじゃ、気をつけてな」

「うん。お兄ちゃんもね」

「……無理は、すんなよ」

「わかってるよ」



大丈夫。今日は午前中だけだから。


過保護モードを発動する兄に微笑んで伝え、「いってらっしゃい」と手を振って見送った。

横断歩道を渡り、学校までの道のりを歩く。


年が明けても相変わらずだけれど、今回は無理もない。

だって今日は、いつもより10分早く家を出たんだもん。


学校に近づくにつれ、防寒具を身にまとった生徒が増えてきた。

校舎が見えてくると……。



「おはようございまーす」

「はい、おはよう」

「先生おはよう! 今日も若いねー。今年で何歳?」

「26! なんちゃって」