咲き誇れ、麗しい華。

「今のクラスメイトとも、残り3ヶ月だし。少しずつ授業にも参加して、ゆくゆくは、部活にも復帰できたらなって」

「そう、ですか」

「うん。ごめん、別れ際にこんな話。驚いたよね」

「いえいえ。全然、そんなこと」



無理やり口角を上げて、言葉を紡ぐ。


『教室登校に戻る』──1ヶ月前の出来事を目の当たりにした私から見ても、相当勇気がいる選択。決意するまで、悩みに悩んだだろう。


良かった。先輩が元気になれて。

怜央先輩も凛華先輩も、先生もクラスメイトも。きっとみんな、笑顔で迎え入れてくれるよ。家族も安心すると思う。



「それじゃあ始業式の日は、教室に?」

「そうだね。午前中だけだし、授業もないし。担任には一応話してはいるから、具合が悪くない限りはそっちに登校するつもり」

「そうですか。放課後は怜央先輩と一緒に帰るんですか?」

「んー、どうだろ。多分部活はないから、何も予定がないなら帰るんじゃないかな」