咲き誇れ、麗しい華。

「よし。これでオーケー」

「ありがとうございます。どう、ですかね?」

「似合ってるよ。まさに雪だるまって感じ。可愛い」



柔らかな笑顔から放たれた直球ワード。
ボンっ! と顔が真っ赤になるのを感じた。


いや、違う。これはあれ。ハロウィンの時のカチューシャと同じパターン。

順番が違うだけで、私自身が可愛いって意味じゃない。


けど、このタイミングで褒めるのはズルいって……!


不意打ちの『可愛い』に悶絶しながら歩くこと数分。自宅近くの交差点に到着した。



「麗華ちゃん」

「はいっ、なんでしょうか」

「いきなりだけどさ、俺……3学期から、教室に戻ろうかなって思ってる」



向かい合わせになった先輩の口から、またもや衝撃発言が飛び出した。

目を丸く見開くのと同時に、「えっ……」と小さく動揺の声を漏らす。