咲き誇れ、麗しい華。

「これは……ストールですか?」

「うん。マフラーとしても膝掛けとしても使えるから良さそうだなと思って」

「ありがとうございます。大切に使いますね」

「こちらこそ。大事に1個ずつ使うね」



入浴剤を持って微笑む姿に、ポッと心が温かくなった。


侑希先輩が今日のために選んでくれたプレゼント。汚れると嫌だから、家の中で膝掛けとして使おうっと。


赤チェック柄のストールをそっと抱きしめた。







「──じゃあまた、始業式に!」

「ん。今日はありがとう」

「おじゃましました〜」



午後4時半過ぎ。パーティーが終了。

凛華先輩はケーキ作りの仕事で一足先に帰ったため、侑希先輩と2人で帰路に就く。



「ふぅ、食べた食べた。お腹パンパンだよ」

「あはは。晩ご飯入るかちょっと心配ですね」