咲き誇れ、麗しい華。

「読書に夢中になってました」と嘘を吐こうとしたら、先を越された。



「パーティーに何持っていくかで盛り上がって、気づいたら12時過ぎちゃってました」

「それで寝不足ってこと?」

「はい。ね、麗華ちゃん」

「は、はいっ」



爽やかな笑顔でスラスラと嘘を並べる先輩に戸惑いながらも、首を縦に振る。

すると、守田先生の口から溜め息が漏れて……。



「仲良しなのはいいことだけど、もう少し時間帯を考えなさい。自分の部屋とはいえど、他のご家族もいるんだから」

「はい、すみませんでした。以後気をつけます」

「風咲さんも、眠い時はハッキリ断っていいからね」

「はいっ」



若干罪悪感を抱えつつ、侑希先輩に背中を押される形で小部屋に入った。



「叱られちゃったね」

「そうですね。って、なんですか、パーティーの話って」

「ハロウィンパーティーのことだよ。どんなお菓子持っていくか、事前に報告し合ったやつ」