咲き誇れ、麗しい華。

っていうのも、嘘ではないけれど……。



「……せっかく仲良くなったところに、水を差すようなことはしたくない」

「うん」

「けど……先輩と同じような目に遭っていないか、ちょっとだけ心配」

「そっか。なら、それを伝えるといいよ」



優しく背中を押されて、少しだけ心が軽くなった。

お風呂を済ませた後、自室のベッドに腰かけて、再度真子の連絡先を開く。


この時間なら、まだ就寝前だし、電話に出られないことはないよね。

あぁでも、いきなりは警戒されそうだから、まずは一言メッセージを入れたほうが……。


画面を戻そうとしたが、誤反応を起こしたのか、電話をかけてしまった。


ど、どうしよう。切ったほうがいい、よね?

どうせ出てくれないんだから、このまま待ってても意味な──。



【……もしもし?】

「っ……もし、もし」